【対人心理学】リアル世界で苦手な人への対処法②【課題の分離】

課題の分離を理解

前回
【対人心理学①】リアル世界で嫌いな人への対処法 その①
からの続きになります。

アドラー心理学とは?

アルフレッド・アドラー

アドラー心理学は、
オーストラリアの精神科医アルフレッド・アドラー先生が
提唱した心理学です。

心理学・・・というよりも、哲学とも言えるし、
仏教的な考え方とも通じていると思います。

様々な心理学、哲学の勉強をするうえで、
このアドラー心理学は、
「楽に生きる」「自由に生きる」
ために有用なものであると私は思います。

日本でアドラー心理学といえば、
まず多くの人が

いわずとしれたベストセラー、
岸見 一郎 先生 著『嫌われる勇気』
を想像するかと思います。

 

 


私は続編の「幸せになる勇気」とあわせて
とても大好きなシリーズになりました。

ただ書籍の売り上げに対してネットの評価は、

「難しすぎてわからない」

「これ、明日から実践できるのかな?」

という意見が多いようです。

 

実際、本の中でも触れられているのですが、
「哲学」とは歩み続けることだと言います。

私たちは、結局「自分自身」のことさえも
永遠に知らない状態なのかもしれません。

「悟りを開いた」という人がいますが、
正直、人間の人生90年〜100年くらいで
人生の本質を全て理解できることなんてないと思います。

「神様にでもなったつもりかよ」・・・?と思いますね。

なので、アドラー心理学も

一度本を読んだだけでは完全に理解できるはずがない。

というのが普通だと思います。

とにかく実践して学びを得ての繰り返し。
トライアンドエラーです。

私自身も日々、それを実感しています。
学ぶことは永遠にあるのだな・・・・と。

前回の記事
【対人心理学①】リアル世界で嫌いな人への対処法 その①
でも書いたように
考え方を知り、明日から実践していくことが大切です。

相手が自分をどう思うかは、自分でコントロールできない。

課題の分離

結論から先に言うと、

「自分の人生は他人のものではない。
 他人の人生も自分のものではない。」

ということです。

ようは、
「自分がどう考え行動すべきか?」
を決めれば良いのです。

もう少し言うと、
自分が考え行動した結果、
 相手が自分を好きになるか、嫌いになるか、
 それは自分が決められることではない
ということを理解し、日々実践することです。

私は介護施設で管理職をしているのですが、
当然、部下に注意をしなければいけない部分が多くあります。

福祉のサービス業としてお客様を相手にしている以上、
それは仕方がないことです。

でも
昔の自分はこう思っていました。

「お客様のサービス向上のためであるとはいえ、
 こんなことを注意をしたら自分が部下から嫌われるだろうな・・・」

「自分は管理職として、
 人から好かれる存在でなければいけないんだ!」

前者は管理職として失格の考え方です。
自分が嫌われるからという理由で部下に注意をできないのでは話になりません。

後者はあながち間違ってはいないです。
好かれない・・・というより尊敬されないリーダーが人の上に立つことが難しいですから。
人を導く存在として、尊敬される行動をとることも大切です。

ただ、
両方に共通することなのですが、

「嫌われたくない」
「尊敬されたい」
ということが目的になってしまっています。

これは、アドラー心理学でいう
「課題の分離」ができていない状態であるといえます。

「部下が私を嫌いにならないように」
「尊敬するように」
という目的で注意をすることは、
自分自身の考え、注意する内容、自分自身の行動内容をねじ曲げてしまいます。

それは自分自身の自由とはほど遠いものになり、
結果、自分を苦しめることになります。

仮に上記のように
「嫌われたくない」
「尊敬されたい」
という目的で行動したとしても、

相手が自分を好きになるか嫌いになるか、
相手が自分を尊敬するか尊敬しないか

それは
あくまで結果であって、相手の「課題」
になります。

それこそ、
「部下が私を嫌いにならないように」
「尊敬するように」
という考え方は、
むしろ自分が相手の心に土足で踏み込んでいるともいえます。

人の心に土足で踏み込む

立場をかえて
自分が部下であることを考えてみます。

上司が自分を「俺を尊敬しろよ」という目的で、
自分のことをいつも誉めてくれたとします。

でも自分は別に上司に誉められたからといって
その上司が尊敬に足る人でなければ、尊敬にいたらないのです。

そしての上司が、
「なんで俺を好きになってくれないんだ。もっと尊敬しろよ!」
と言っていたら

正直ウザイ
でしょう。

大切なのは自分自身の思考や行動

物件選びの楽しさ、ワクワク感

「自分を好きになって欲しい」
という目的で行動や発言をするのは、
それが達成されたときに
確かに大きなモチベーションになりますよね!

しかしそれは、
自分の本当に伝えたいと思っていることが伝えられなかったり、
自分の行動を制限してしまいストレスがかかります。

そして、
「好きになって欲しい」「嫌われたくない」
という目的が達成されなかったら、
さらなるストレスになります。

相手が自分をどう思うか・・・
という結果はコントロールできないのです。

自分が相手をどう思うかを
自分が決めているのと同じように・・・。

 

どんなにすぐれたリーダーでも10人の部下がいれば
そのうち1人はウマの合わない人や、
自分を嫌ってくる人もいるでしょう。

上司、部下の関係だけでなく、
同僚、家族、恋人、友人など
これは全ての人間関係に言えることです。

それよりも大切なのは、

自分がどう思い、どう行動するか・・・。

相手から「嫌われたくない」という気持ちをすてて

「嫌われても自分の言うべきことを言おう」

「嫌われても自分の行うべきことを行おう」

という勇気を持てると良いです。

 

このような「課題の分離」の考え方について、

「いやいや、
 結果的に人から嫌われる行動を増やすほうが
 ストレスが上がるんじゃないか?」

そう思われる方も多いかと思います。
私もそう思っていました。

でも逆だったのです。

嫌われないと思うような行動をとっても、嫌われることもあるし、
「嫌われてもいい、言いたいことを言おう」と思って言ったことが、
評価されることが多いのです。

これを学んでから私は、
アドラーの提唱する「課題の分離」という考え方は

「本当に自分自身の生き方を楽にしてくれたなぁ」
と感じました。

今現在もただただ実践するばかりです。

もっと深くアドラー心理学を知りたければ、
「嫌われる勇気」と「幸せになる勇気」を
読むことをお勧めします。

「リアル世界で嫌いな人をブロックする」ということは

幸せの青い鳥。低収入でも儲けられる。

「リアル世界で嫌いな人をブロックする」
ためには、
自分が嫌われることを恐れずに、
自分を批判してくる人を土足で踏み込ませないこと。

自分を嫌ってくるのは、「相手の課題」なんだ。
「相手の感情で、自分が心を病むことなんてないんだ」
と思えるレベルまで心を育てること。

「アドラー心理学」についてまったく知らないという人でも、
自然とそれを実行して、自由で幸せに生きている人は
たくさんいます。

明日からすぐに完璧に「課題の分離」ができるなんてことはないでしょう。

繰り返しになりますが、
私自身も生活の中でただただ実践し、
少しずつでも対人関係のストレスが減ってきています。

 

しかしながら、
「嫌われたくない」というキモチを
そうそう簡単に捨て去ることなんてできませんよね。

それには人の承認欲求というものが大きく関わってきます。

次回
承認欲求をみとめる
【対人心理学③】リアル世界で苦手な人への対処法【承認欲求を認める】
へ続きます。

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