親を老人ホームに入れたい時に考えるべきこと(前半)【施設選び、在宅介護】

親 老人ホーム 施設に入れる 施設選び ポイント

親の認知症が進み、
これ以上、家では診ることができない😩

老人ホームへ入所させたいけど
どういったポイントに注意すればいいんだろ?😓

特別養護老人ホームの入所待ちが数百人!
いつになったら入れるんだ・・・??
無理ゲーだろ、これ!!😡

このような切実な悩みにたいし、
特別養護老人ホーム、ショートステイ、デイサービス、等で
介護職、リーダー、主任、相談員、施設ケアマネなどを歴任・兼任し
15年ほど介護業界で仕事をしているわたしが・・・

・大切な人を老人ホームに選ぶ時のポイント(わたしの考え)
・在宅で介護を続けるために必要なこと

これらをポイントに
お話ししていきます。

今回の話は基礎的な内容で、
介護の仕事をしている人から見れば
当たり前の話が多いですが、
親族や友達からたずねられることも多く、
需要が高いと思ったので
記事にしていみました。

アルゴ まとめ ポイント 解説

皆さんの大切な人の尊厳を死ぬまで守る・・・。
介護で苦労をしている人のこころを守る・・・。

この2つを両立させるためには
どうしたらよいか・・・?

こういった視点を大切に
お話をすすめていきます。

 

今回の内容は非常に長くなりますので、

前半記事
● 親の介護が必要になったら
● さまざまな介護サービスを活用する

後半記事
● 親を施設へ入所させるときに考えるべきこと
● 自分の家で生活できるすばらしさ

についてお話ししていきます。

親の介護が必要になったら

両親の介護 施設選び 地域包括支援センター 相談

在宅介護の大変さ

 

在宅の介護は大変です。

わたしたち介護職は
仕事でもこんなに大変なのだから
きっと家で介護をし続けるひとは
本当に大変なのだろうな・・・、と思います。

わたしの親はいま70代にさしかかるところですが、
とくに母は40代から持病をもち、
そのころから犬の散歩すら満足にいけない状態でした。

わたしは当時、中学生でしたが、
動けない母を見るというのは
精神的にも辛いです。

当時は介護の知識もなく、
弟と二人で母の両腕をひっぱって
無理やり起こしたものでした・・・。
(今思うとはずかしい・・・😓)

在宅の介護というのは
皆さんの大切な人と
皆さん自身の生活を一変させてしまいます。

それで仕事をやめたりする人がいます。

体験したことがない人には
なかなかわからないかもしれません。

 

いち早く地域包括支援センター、介護保険課へ相談

 

地域包括支援センター、
すんでいる市町村の介護保険課・・・

窓口はこんなところにあります。

もし皆さんの大切な人に
介護が必要になったら、
必ず行政に相談をしましょう。

 

介護が大変になってから
相談するのでは遅いです。

「今までじぶんで
何でもできていた親の様子が
ちょっと変わってきたな・・・?」

と思ったくらいのタイミングで良いのです。

とくに認知症というのは
アルツハイマーやレビー小体型など
様々な種類がありますが、
初期から進行を遅らせるための
内服であったり、介護サービスを使っていくことが
かなり重要かと思います。

 

要介護認定、要支援認定を受ける

 

行政との連絡がとれたら、
おすまいの市町村から
認定調査員という職員が家にやってきて
いろいろなお話しを聞きます。

そして
対象となるご家族の
介護が必要な度合いを
数値化して認定してくれます。

(判定まで最長1ヶ月くらいかかります)

そして、
要介護、要支援の認定がおりるのです。

 

担当ケアマネジャーがつく

 

要介護、要支援の認定がおりると
担当のケアマネジャーがつきます。

ケアマネジャーというのは
行政だったり、どこかの介護事業所に所属していて
皆さんのご家族の担当医のような存在です。

 

ここで注意点なのですが、
ケアマネジャーには千差万別があります。

人だからしょうがないのかもしれませんが、
ケアマネジャーの力量によって
その人の生活や人生が大きく左右されることに
なりかねないのです。

 

わたしは在宅や施設で仕事をしてきて
さまざまなケアマネさんとのやりとりをして
自身もケアマネの資格をもっているのですが、
いいかげんなケアマネは
利用者さんやご家族をほっぽらかしにします。

「国から介護保険という給付を得て
行っている業務でそんなことあるの??」

と思われるかもしれませんが、
やはり人間のやることなので
良いケアマネさん
悪いケアマネさん、はっきり色がでています。

 

利用者さんやご家族は
ケアマネを変える権利もあります。

もし、
「この人はダメだな・・・」
と思ったら、
行政に相談してみましょう。

夜勤明け 食事介助 居眠り 眠い

さまざまな介護サービスを活用するメリット

介護福祉士 車椅子清掃 ボランティア

施設に入るだけが選択肢じゃない!

 

日本の昔は姥捨山(うばすてやま)といって、
歩けなくなった親を捨てる山があったそうです。

そんなモノ本当にあったのかわかりませんが、
利用者さんから冗談で
「もうわたしは姥捨山に捨てられるんだ!」
といって談笑することがあります。

 

家で介護をするのが大変になってきた親をどうするか・・・?
という問題ですが、
大体の人がまず、
「家で見られないから施設に入所させたい」
と思われると思います。

実際、施設で働いていて、
そのような電話を何百回も受けています。

だいたいの場合、
老老介護でせっぱつまっている場合が多いです。

ともあれ、家で看れなくなったら
「施設へ入る」
という選択肢しかないと思っている方が
多いのが事実です。

 

ですが
実際、施設に入るには
さまざまな弊害があります。

また、施設といっても
様々な形態があり、
そこで使えるサービスも異なってきます。

(後半記事でくわしく解説します)

 

施設に入れないからといって
ずっと在宅で介護を続けなければいけないという
わけではないです。

 

要介護、要支援認定がおりて、
ケアマネジャーがついた時点で
さまざまな介護保険サービスや民間のサービスを使うことができます。

通所介護(デイサービス)

デイサービスは
在宅で生活している要介護、要支援の方を
ご自宅までお迎えにいき、
施設までお連れして
さまざまなサービスを受けられるサービスです。

サービス内容は
社会交流、レクリエーションの提供。

そして、食事、入浴、排泄、移動など、
利用者さんができない部分を
お手伝いします。

デイサービスは
日中、仕事をしていて家におらず、
介護をすることができない介護者の方に
メリットがあります。

利用者さんによって差はありますが、
おおむね週2回〜週3回利用する方が
もっとも多いです。

訪問介護

 

訪問介護は
介護職員が在宅へお邪魔して
家事や買い物、身体介助をするサービスです。

利用者さんにあわせた個別の計画で
サービスが提供できるのですが、
おおむね提供時間は30分〜1時間で
デイサービスよりも圧倒的に時間が短いのが欠点です。

ご自宅へ伺うといっても
できないサービスもあり、
「犬の散歩をしてほしい」といったような
サービスは受けられません。

あくまで時間内に
介護保険で決められたことしか
行えないのです。

独居であり、
ある程度、自立をしている高齢者の方などが
よく使われています。

短期入所(ショートステイ)

 

じっさい入所したい施設に
空きがなくて入れなくても、
短期的に「お泊まり」にいくことができ、
それが短期入所とよばれるものです。

おおむね1泊〜1週間くらい泊まられる方が
多いです。

施設にいる間は
その施設に入所している人と
同じ内容のサービスを受けることができます。

短期入所する施設にもよりますが、
おおむね1日3回の食事、おやつ、
入浴、排泄、レクリエーションなどです。

 

在宅で生活しているが、
ご家族が仕事や旅行で家を空ける・・・。

つれてはいけないが、
家にもおいていけない。

このような時に
ショートステイを使うメリットがあります。

その他さまざまなサービス

 

そのほかにも
訪問看護、訪問歯科、訪問入浴、訪問・通所リハビリ、
介護保険外でも民間の見守りサービス、
ボランティアによる介入など
さまざまな援助が受けられます。

そしてこれらは
介護保険の枠の範囲(要介護によってかわる)
のなかで、
組み合わせてつかうことができます。

 

利用者さんやご家族の生活にあわせて
これらをうまく活用できるのは
ケアマネジャーの実力にかかっています。

 

ただ費用のかかるショートステイに
長期間ずっと入れておき、
自分はほとんど何もしないという
悪いケアマネもいます。

本当に必要なサービスが何かを
考えることが
利用者さんにとっても
ご家族の金銭的負担にとっても大切です。

 

後半記事

親を老人ホームに入れたい時に考えるべきこと(後半)
親 老人ホーム 施設に入れる 施設選び ポイント
【施設選び、在宅介護】

に続きます。

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