【対人心理学】人のためになる仕事で幸福感を得られる【アドラー、共同体意識】

アドラー心理学 共同体感覚 人のためになること 人のためになる仕事 自分のため

人とコミュニケーションをとるのが苦手!
ずっと一人で生きていけるようにしたいなぁ😅

 

アドラー心理学の
共同体感覚について知りたいけど
難しすぎていまいちわからない😓

 

自分が誰よりもすぐれた存在でありたい。
人より一歩、つねに先を行っていたい😡

 

冒頭の疑問文 友達 ブログ

 

このような意見や疑問に対し本記事では、

アドラー心理学の
『共同体意識』をテーマに

『人は幸せは
最終的に誰かの役に立っていること』である

ということを
扱っています。

 

正直、
『共同体意識』というテーマは
かなり奥が深く・・・

哲学的な・・・

スピリチュアル的な・・・

人類の永遠のテーマであると
わたしは思います。

 

この記事でお話しできることは
限りがありますが、
わたしの主張や経験談もふまえて
お話しできればと思います。

アルゴ まとめ ポイント 解説

すべての悩みは対人関係、すべての喜びもまた対人関係

73億人 世界 価値観 考え方 共同体意識

 

アドラー心理学は人間関係を重視している

本サイトでは
アドラー心理学・および対人関係の記事を
過去にシリーズものとして書いてます。

 

【対人心理学】
リアル世界で苦手な人への対処法①

【対人心理学】リアル世界で苦手な人への対処法① | 幸せ論【 低収入・独身男・家を買う 】

 

上記リンクからの記事では
『リアル世界で苦手な人への対処法』として

嫌いな人、苦手な人が周りにいる中で
どう生きていけば
あなた自身の心を
苦しめずにいられるか・・・?

ということを
お話ししています。

 

記事の中では
アドラー心理学や仏教の考え方が
ベースになっています。

アドラー心理学の中で
アルフレッド・アドラー先生は

「すべての悩みは対人関係」

と言い切っています。

 

しかし
今回の記事では

「すべての喜びも対人関係」

ということをテーマとします。

 

 

でもこれだけ聞くと・・・

「いやいや・・・
 喜び、楽しみなんて・・・・
 他人とかかわらないことでも
 たくさんあるよ😅」

と思われるかもしれません。

 

けど
想像してみてください。

 

あなたが思っている「楽しみ」は・・・

もしも
地球上に存在するのが
あなた一人だけだとしても

成り立つ楽しみ、喜びなのでしょうか・・・??

 

人間の祖先の話

共同体意識 原始人 猿 昔

なぜ
人の喜びが
最終的に人間関係を必要とするのか・・?

 

その理由は
大昔・・・

人間が原始人であったころまで
さかのぼります。

 

原始時代・・・

今のように
安全が99%保証されている時代とはちがい
一歩、外へ出れば
凶暴な動物に襲われるという
危険性もある世界でした。

 

人々はその中で
「グループ」「集団」
をつくり生活することで
協力して獲物をとったり、
外敵から身を守れるようにしていきます。

 

これは
自分たちが協力をしたかったから
したわけではありません。

 

人間が一人になるということは
多くの危険に晒され
「死」に近づくことを
意味していました。

 

だから集団をつくる以外に
方法はなかったのです。

 

アドラー心理学でいう
「共同体感覚」とは・・・

大昔から
人間の遺伝子に備わっている
感覚なのです。

 

「人は一人では生きていけない・・・。」

 

共同体感覚は
わたしやあなた・・・
この世に生きるすべての人の中に
潜在的に備わっているものなのです。

 

人に与えることで幸せになれる

愛 共同体意識

しかし
「集団」というコミュニティは
人間だけでなく、
昆虫やその他の動物にも
同じように存在します。

 

でも
人間だけができること・・・

それは
「役割分担」です。

 

男は狩にでかけたり、
女は子供を産み、子供をそだてる

 

一人一人役割がちがいます。

 

その中で
自分が他人に貢献できるかが
大きな鍵となってきます。

 

自分が
誰かの役に立っている・・・

 

大昔はそれが
喜び・・・という以前に、
自分の役割を果たさなければ
集団の中で生きていけなかったのです。

 

集団にとけこめないと「死」を意味する。

集団にとけこむためには自分の役割を果たす。

ということになりますね・・・。

 

人間が
誰かの役に立つときに
喜びを感じるのは

もはや理屈うんぬんではなくて、
遺伝子レベルに組み込まれている
必然的・必要不可欠な要素なのです。

 

いつわりの喜び

呆れ顔 あきれた いつわりの喜び

アドラー心理学の提唱する
『共同体意識』は

すべての喜びは対人関係から生まれる
と説いています。

 

となると、
世の中には
いつわりの喜びであることが
たくさんあることがわかります。

 

承認欲求や自己実現欲求を満たす

 

「あの人より
勉強や仕事ができるようになりたい・・・。」

「いつも他の人より優れた存在でありたい」

 

こういった
承認欲求を満たすことは
正直、気持ちが良いものです。

 

承認欲求に関しては
このブログの多くの記事で
たびたび扱っており、

人間のもつ高次の欲求であることは
繰り返しお話ししています。

 

アルゴ マズロー 欲求段階説

マズローの欲求段階説でも
他の欲求を満たしたうえで現れる欲求として
位置付けられています。

 

でも
この承認欲求を満たしたところで
結局、
そのうえの自己実現欲求が
あらわれるだけなんですよね😅

 

人間の欲望って、
キリがないですから・・・。

 

よく
タワーマンションの眺め は
数日で飽きる・・・
とも言われます。

 

どんなに苦労して
手に入れたものも、
ただ承認欲求や
自己実現欲求を満たすだけでは
本当の喜びにはつながらないのです。

 

所有欲を満たす喜び

お金の悩み 不安 常にある 独身

お金の節約方法や
お金にまつわる不安解消の記事もまた、
このブログで多くあつかっています。

 

お金は現代社会を生きていくうえで
必要なものであり、
それはまぎれもない事実です。

 

「お金なんかいらない」
という綺麗事ではすまされず、
大切な人を守るため、
自分の生活を維持するため、

お金は必要なのです。

 

ですが、
必要以上にお金を稼ぐことは
喜びにはつながりません。

 

さきほどの
タワマン の話と同じで
飽きてしまうのです。

 

わたし自身は
このブログで
マイホーム購入をひとつのカテゴリにしていますが、
それは再三お話ししているとおり、

「自分を変える」
「環境を変える」

という意思で
必要なものであると
判断したからです。

 

ただ単に

「マイホームを持っていて人からモテたい」

という気持ちはありません。

 

クルマやブランド物にいたっては
全く興味もありません。

 

 

ただ、
人によって
何を大切にするかという価値観はちがうので、
自分にとって必要なものを所有することを
否定することはしません。

 

<関連記事>
【対人心理学】
価値観が同じ人なんて一人もいない
【73億人の価値観】
価値観の違い 価値観が違う 職場 双子 同じ人なんていない

 

ですが、
それもひとつの承認欲求・・・・所有欲であり、
永遠の喜びにはなりえません。

 

お金、マイホーム、マイカー、
これらはわたしにとって、

生きていくための
「手段」であるととらえています。

 

共同体感覚は人間の潜在意識にある

騒音 共存 不安 マンション

生きていくうえで他人の存在は必要不可欠

 

繰り返しになりますが
共同体感覚は身につけるものではなく、
人間の遺伝子に
組み込まれているものなのです。

 

承認欲求や所有欲が
永遠の喜びでないことを
前項でお話ししましたが、

もとをたどれば
それらの欲求も

自分以外に「人」が
存在しなければ
存在しないはずの欲求・・・・

であるのです。

 

この記事の冒頭で問いかけた

「あなたの今の喜びは
あなた一人しかいない地球であっても
成り立つ喜びですか???」

ということにつながりますね。

 

良くも悪くも・・・

生きていくうえで他者の存在は
必要不可欠なのです。

幸福とは貢献感である

 

一人では生きていけない
この地球上では

「誰かのためになること」をする・・・

ということが
本当の幸福につながります。

 

「誰かの役に立っている」ことが
自分の幸せにもつながり、
自分が幸せになれば
他人を幸せにしようという気持ちになれます。

 

しかしそれは
カンタンなことではありません。

見返りを求めない愛

しかし

見返りを求めないで人を愛する・・・
ということは難しいことであり、
生きるうえでの永遠のテーマでもあります。

 

「可愛い」と思える女性に優しくする・・・・

「かっこいい」と思える男性に尽くす・・・・

 

これは簡単なことです。

 

独身のわたしが
ブログ上で恋愛や結婚を語ることは
あまりしませんが、

恋に落ちる・・・

というのは相手を所有したいという
承認欲求であると思います。

 

本当の愛とは
見返りを求めないこと・・・・。

しかし
本当の意味で「愛する」ということは
簡単なことではないです。

 

そこまで行き着くには
とても大変ですし、
わたし自身もまだまだ修行が必要です。

 

でも
そこを目指さなければなりません。

 

このブログで扱っていること・・・

それが
最終的には
「愛」「スピリチュアル」「共同体意識」
といった内容に集約されるからです。

 

そのためには
自分自身も日々、修行が必要です😌