本記事は、前回
【不安への対処法】夜勤の不安に対処する①【急変、事故、人員不足】
からの続きになりますので、
まだそちらをご覧になっていない方は、
上記リンクからどうぞ。
前回は、
夜勤が不安な理由の多くに
急変や事故が怖いという理由があり、
それらに対しての対処法などについて
お話ししました。
本記事は、
夜勤中以外の時間の過ごし方や
(夜勤当日の昼や、夜勤前)
夜勤業務そのものの見直しについて
考えます。
※※※※ 読んでくれている皆様にお知らせ ※※※※
介護職系の記事はこのブログからほとんど削除し、
こちらの note へ移動しました。
noteでは介護関連の記事だけを取り扱っています。
この夜勤の記事は、Google検索から来られる方がいるようなので、
残しておきますが、新しい夜勤の記事もnoteにあります。
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もくじ
夜勤前に眠れない?・・・夜勤前の有意義な過ごし方
結論から先にいうと
「夜勤前は寝ようとするな!」
ですね。
その理由は以下でお話しします。
かくいうわたしも
夜勤をはじめたばかりのころ、
「やっぱり夜勤前は寝ておかないと😓」
と思っていました。
しかし
いかんせん緊張して眠れませんでした。
前回記事で書いたような不安・・・
とくに
夜勤はフロアを1人でみなければならない
という不安がぬぐいされないのです。
眠れない要因は様々ですが、
夜勤前に眠ることがそんなに重要じゃない
ということもふまえて
ひとつずつ掘り下げていきましょう。
単純に眠くないから眠れない
「いつでもどこでも何時間でも寝れる」
というような人がたまにいますが、
たいていの人はそうではありません。
夜勤専門でもないかぎり、
いきなり生活リズムをかえるというのは
難しいです。
だから夜勤前に眠れないのは、
心理的な不安もあわさって
仕方ないです。
眠れないなら起きていよう
「今寝ておかなければ、夜勤中に眠くなる」
と思って、
無理に寝ようとしても
寝れなければストレスがたまるだけです。
せっかく夜勤前に体を休めようというのに
「眠れない!」というストレスがたまることは
逆効果になってしまいます。
そもそも
熟睡できなくても
ただ体を横にしてのんびりしているだけで
体力は回復します😄
「眠る」ことを目的に
考えなくても良いです。
これは夜勤前に限らず、
夜眠れないときでも言えることですね。
「明日は早番で朝4時起きだから
早く寝よう」と思っても、
体が疲れていなければなかなか眠れないです。
なので、
「寝よう」
という気持ちを捨てましょう。
また、
「眠らなきゃいけない」
という脅迫概念を捨てましょう。
私もこのように考えてから、
夜勤前の昼間が
とても充実したものになりました。
ただフトンに入って
いろいろ考え事をしたりと・・・
ふだんできないことを逆にできる
楽しい時間になったのです。
寝ることを諦め
ただひたすら
のんびりすることにした男
ちなみに現在の私の
ストレスフリーな
夜勤当日の過ごし方です。
■前日 なるべく遅くに寝る
(深夜1時〜2時くらい)
■当日朝は8時〜9時くらいに
自然に目が覚め、朝食
■10時〜12時
ブログを書いたり活動の時間
■12時〜13時
昼食
■13時〜
読書、YouTubeなどで情報収集
■14時〜
風呂に入る。
半身浴で副交感神経を高めリラックス
■15時〜
布団に入る。
ただし最初からあえて寝ようとしない
ラジオを聴いたり
布団で本を読んで過ごす
※ ここが重要
私は毎回、
「寝ることを考えなくていいよ」と
自分に暗示をかけています。
いつのまにか寝てしまう
■17時〜18時
自然なタイミングで起きる
■18時〜
夕食 調理すると疲れるので
前日に買ってきたものを食べる
■19時〜20時半
ソファーで横になりながら、YouTube
お笑いなど気分が楽しくなるものを観る
精神と時の部屋へ行きリラックス
<参照記事>
【インテリア】
物を置かない部屋を作りリラックス
【メリット、効果】
■20時半〜
支度をしてちょっと早めに夜勤に出発
■22:00〜夜勤
■7:00 夜勤終了
夜勤明けに美味しいものを食べる♪
そもそも寝だめは意味がない
見出しのとおりです。
人間の体の構造上、
寝だめしても無駄なことが
睡眠研究者の間でわかっています。
夜勤前にいくら眠れたとしても、
夜勤中や夜勤後に眠くなりますよね?
ただし、
寝不足を解消するために
そのあとにたくさん眠るという
補足睡眠は有効です。
だから夜勤明けは
昼間寝ても、また夜も普通に寝ましょう。
ほどよい眠気が夜勤中の緊張感を和らげる
夜勤が緊張して仕方がないという人は、
あえて眠気をもって
夜勤にはいるのも良いかもしれません。
緊張してストレスフルな状態より、
「眠いなぁ」という気持ちで
リラックスして取り組んだほうが
自分の心身状態にとって良いです。
1、「寝なきゃいけない」という脅迫概念はストレスになる
2、そもそも寝だめは意味がない
3、ほどよい眠気が夜勤の緊張感を和らげる
以上の理由から、
夜勤前は眠ろうとするのをやめよう・・・
というのが私の結論です。
フィクションです
つらい夜勤を乗り切るために 業務改善
この記事を書くにあたって、
いろいろな人から、
いろいろな施設の夜勤について
情報収集をしています。
私は最近、
新規オープニング施設の
立ち上げに関わったこともあり、
いろいろな職員の
前の職場の情報を聴けるです。
<参照記事>
いろいろな職場で
夜勤に関する考え方は違っているようです。
今は夜勤をやめて
日勤専従になった職員からも、
「夜勤はやることが多すぎるから嫌だった」
という声も聴かれています。
夜勤は寝ている人のケアに集中すべき
私は前職場でも、
「なんで夜勤の業務をこんなに忙しくするんだ」
とずっと疑問に思っていました。
利用者さんのケアに時間をかけるのはともかく、
日中でも良い事務業務や掃除や消毒を
わざわざ大変な夜勤業務にまわしているのは
はっきりいって無意味ですし、バカです。
どうせそういったことは
夜勤をやらないような管理職が
決めたことなんでしょう。
私の考えですが、
夜勤は夜寝ている人のケアに
集中すべきかなと思います。
前回記事でお話ししたような、
見守り・巡視にITを活用する
といったことも
夜勤者の負担軽減につながります。
日中、夜勤を通して無駄を削減しよう
夜勤以外にかぎったことでなく、
介護現場には事務作業をふくめて
無駄な業務が多すぎます。
そしてそれが、
人手不足の大変さを
加速させていると思います。
一般企業で行われるような
無駄の削減をしようという
努力が見えません。
無駄の排除といえば、
『トヨタ生産方式』
ですよね。
福祉業界にも応用できる部分があり、
実際に私の施設でも
大幅に無駄な業務が削減できています。
その一例を紹介します。
たとえば
歯ブラシやコップの消毒。
以前は
朝昼夕の毎食後に
ご利用者全員の歯ブラシとコップを
ハイターを薄めて消毒していました。
いろいろ検討した結果改善し、
・コップは週1回の消毒
・歯ブラシは消毒自体せず、汚れていたら変える
というようにしました。
結果、
いうまでもなく、
職員の負担は大幅に減りました。
また、衛生面についてですが、
消毒頻度が減ったことで何か問題があったか
といえば、
特に問題はありませんでした。
業務そのものの意味を考える
上であげた
歯ブラシコップの消毒の例は
もともとがやりすぎだったともいえます。
改善というより、
世間一般常識程度にもどした
という感じですかね。
ともかくも
業務改善で必要なことは、
自分たちがやっていることは
本当に意味があってやっていることなのか・・・?
これをひとつひとつ考える必要があります。
でないと、
「やること」
というのはどんどん増えていくばかりで、
そこで働く人を苦しめることになります。
最終的に利用者さんのケアの質にかかわってきます。
この介護現場の有効な業務改善については
いくら書いても書き足りないので、
また別の記事にしたいと思います。
つらい夜勤を乗り切るために 自分自身でできること
夜勤の話にもどりましょう。
夜勤は長く感じられるものです。
こうした夜勤を
自分で楽しむための
秘策を意図的につくりましょう。
純粋に夜勤業務そのものを
「楽しい」
と思えるようになる人は、
たぶんこの記事を見ていないと思いますので。
夜勤中の楽しみを意図的につくる
夜勤の最中は忙しいですが、
合間合間に楽しめることもあります。
ラジオなどを流す(もちろん小さい音で)
今はスマホやパソコンでラジオは聴けます。
というか、
アンテナを伸ばしてラジオを聴くというのは
もう昔の話です。
一番手軽で身近なのは
radiko(ラジコ)ですね。
YouTubeなどと違って、
基本的にかけ流しで
次の番組がはじまるところもいいです。
「シーン」としている
夜勤中の寂しさや不安を
やわらげてくれます。
利用者さんが寝ているので小さな音で、
もしくはブルートゥースイヤホンをつけて
片耳だけ常に流れるようにするとか
工夫しましょう。
夜勤のためにお菓子を買う
好きなお菓子を
「夜勤のためにあえて買う」
という行為は
夜勤を楽しめる秘訣で
わりと多くの人がやっている印象です。
夜勤後の楽しみを意図的につくる
夜勤が終わった後に
楽しみが待っているというのは
夜勤を乗り越えるモチベーションになります。
夜勤にかぎらず、
不安な要素があるときに、
それが終わると楽しいことが待っている
というシチュエーションを作るのは
とても有効なことです。
カップ焼きそばの湯切りの際には
十分注意しよう
夜勤明けに美味しいものを食べる
私は夜勤中にお菓子は食べないのですが、
夜勤後に美味しいものをコンビニで食べます。
ふだんはそういったものを買わないようにして、
夜勤明けの楽しみだけにとっておくのです。
そうすると、
「これが終わればカレーパンが食べれる」
という気持ちになり、
不安の軽減し気分を明るくさせてくれます。
夜勤手当が数千円出る分、
ちょっとくらい贅沢をしても
良いではありませんか。
夜勤明けに趣味の外出をいれる
「夜勤明けでそのまま遊びに出かける」
というようなことは、
私はもう若くないのでできません。
ただ、
夜勤の次の日などを
連休にしてもらうようにすれば
旅行やドライブにも行けます。
夜勤明けはただ体を休めるだけではなくて、
自分が楽しめる外出予定を
意図的にいれこんでしまいましょう。
何もせずのんびりする時間が多すぎると、
それもまた不安につながってしまうのです。
自分にとって「快」になる予定を
生活の中に意図的に行いましょう。
そうでもしないと、
心が病んでしまいます。
わたしの場合は
夜勤明けで3〜4時間寝たら
あとは昼過ぎからフリーな時間を利用して
マッサージに行っています。
夜勤明けの疲れた身体には
最高に気持ち良いです😄
しかしながら・・・
つらい夜勤が終わった後、
次の日も出勤というつらいこともあります😓
シフト作成者に頼めるようなら、
夜勤明けの次の日は休みにしてもらいましょう。
まぁ、次の日が出勤というのは
8時間夜勤でシフトの組み方で、
16時間夜勤では
ほぼ夜勤明けの次の日は休みになります。
夜勤はいつかやめよう
夜勤はいうまでもなく、不規則な生活になる
自分では大丈夫だと思っても、
規則正しい生活リズムとは
まったく逆のものになっているわけですから、
少しずつでも健康に悪影響を与えています。
数年単位の短期的に行うのなら
まだ良いのですが、
これを長く続けることは推奨しません。
私もアルバイトのころから含めると、
10代〜夜勤をやっていることになります。
40歳を超えて区切りをつけられるところで、
完全に夜勤をやめようかと思っています。
多い時で月6〜8回やっていた夜勤も
現在は月に2〜3回まで回数を落としました。
回数を減らすだけでも
十分な負担軽減になります。
誰かはやらなければいけない仕事だが
とはいえ、夜勤はぜったい必要な仕事です。
誰かはやらなくてはいけない・・・
そういう気持ちが私にもあります。
でも
あなたが体を壊してまで
続けることはありません。
あなたの体は自分だけのものではなく、
あなたの大切な家族のものでもあるのです。
あたのの体を大切にしましょう。
夜勤に耐えられないようになったら、
さっさと日中の仕事にかわりましょう。
以前、
「夜勤をやりたくないから退職を考えている」
という私の部下に
夜勤をやめて日中専属になってもらいました。
するともっと活きいきと働くようになって
介護の仕事を続けてくれています😄
また、
人によっては自分から望んで夜勤を増やす人も多くいます。
夜勤手当は確かに積み重なるととても大きいし、
稼ぎたい人にとっては夜勤はもってこいです。
夜勤をやりたくない人・・・
夜勤をやりたい人・・・・
お互いのニーズが合致して、
うまくいくようになっているのだから、
あなたひとりが頑張る必要はありませんよ😌
少しでも頑張ろうというのなら、
前回〜本記事の内容を参照していただき、
夜勤の不安を軽減して
楽しくできるようにもっていくことが
良いと思います。
いつかはやめるということで、踏ん切りがつく
「ずっとこれからも
このようなつらい生活をするのか😩」
と考えるのは、
夜勤に限らず生きていくのがつらくなります。
今は夜勤をやっているけど、
いつかはやめてこういう仕事をしたい
という気持ちをもてば、
今を楽しむことができます。
なので将来やりたいことのために
勉強したりいろいろ準備をすることが
大切かと思います。
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