こんにちはアルゴです。
先月、無事、新しい電子書籍
『社畜のトリセツ』〜自分ファーストの生き方を目指す闘い〜Kindle完全版を出版しました。
https://www.amazon.co.jp/dp/B097SST9SY/
今年に入ってから電子書籍の執筆をはじめました。
それ以前にもブログやnoteなどを真剣に更新してきましたが、収益化という部分では厳しいなと感じていました。
しかし電子書籍はそれらに比べて初心者の私でもそこそこの成果をあげられました。
4冊出した時点で、うまくいったこと、いかなかったことなど、コツがわかりましたので、今日はそこらへんをシェアしたいと思います。
結論から先に言うと、電子書籍は初心者が参入しやすく、収益化もしやすいジャンルです。
本記事は、
・これから電子書籍を出したいと考えている人
・マンガや写真をとるクリエイターで、収益化を考えている人
・副業で小遣いかせぎをしたいけど、ブログはYou Tubeは難しいと思っている人
がこれから電子書籍を出版するメリットについてお話しています。
もくじ
ブログやYouTubeの難しさ
本記事を書いている2021年現在、電子書籍出版はまだチャンスがいっぱいあると感じました。
電子書籍の説明をする前に、私がチャレンジしたことと失敗をお話したいと思います。
ブログはこれから始めてもSEOが厳しい
私は2019年からブログをはじめました。
最初は収益化などを考えずにバンバン書いていましたが、途中から収益化を考え、アフィリエイト広告やグーグルAdSense広告なども貼っています。
アフィリエイトは、ブログを通じて商品(本やゲームの紹介をして)を売ることです。多少なりともセールスライティングを勉強したので、一つの記事からそこそこ収益が出ますが、収益率が低いため、売れてもお小遣いレベルです。
いっぽう、AdSenseによる収入は、ブログを見てくれている人が広告をクリックするとお金が入るしくみです。この広告は見る人に最適化されるため、アフィリエイトよりもクリックされる確率は高いのですが、1回あたりの成果はアフィリエイトと比べて収益率はさらに低いです。
さらに私がブログをはじめたここ2年くらいの間でも、Googleによるアップデートが数回行われ、その都度、ブログのアクセスが増えたり減ったりと不安定です。いや、大抵は減ることが多いですかね。
Googleのアップデートは、有益な記事を上位にしていくというモノ。しかし、私はこれに最近疑問を持ち始めています。
決して私のブログがすばらしいかと言われると、そんなことはないです。ですが、検索ユーザー側の立場から考えても、上位表示されているものが良いとは言えないことがわかります。
私はいちユーザーとしてGoogle検索を使う機会は多いです。
たとえば最近フリーになったことで、カードで国民健康保険が支払えるのかどうかを調べようとしました。
『国民健康保険』『クレジットカード支払い』と入れましたが、上位のページを見ても、いっこうに必要な情報にたどり着きませんでした。企業のページばかりが優先されているだけなのです。
つまり、上位表示されている記事が有益なのかというと、決してそんなことはなく、タイトルとは全然別の求めていない情報が載っていることも多いのです。
そんな感じなので、私自身も最近はnoteで検索して情報を集めるようにしています。
弱小個人ブロガーがこれからSEOを攻略することは、不可能とはいいませんが、かなり厳しいでしょう。
YouTubeもアルゴリズム攻略が難しい
私自身はYouTubeをそこまで本格的にやっていないし、趣味の延長線上に考えています。
YouTubeは登録者が1000人を超えないと収益化できません。
先日、私が見ているYouTuberが収益を公開していたのですが、6万人登録レベルでやっと月40万円くらいだそうです。
広告単価は変動していくので、将来その額が保障されるわけではありませんし、なかなか難しいですよね。
YouTubeもGoogleの傘下なので、検索アルゴリズムを攻略するというのはブログに通じる部分があるような気がします。
私が個人的に楽しいと思ってチャンネル登録している介護情報を発信するYouTuberも、開始から2年以上経ってかなりの更新頻度であるのに、いまだ収益化できていないようです。
初心者がYouTubeやブログで収益化を目指すなら、かなりの根気が必要そうですね。
2021年現在も電子書籍出版はブルーオーシャン
いっぽうで、電子書籍業界はブルーオーシャン・・チャンスがたくさんあります。その理由を説明いたします。
Kindle電子書籍はAmazonが展開する、電子書籍サービスです。
過去の名作も、電子書籍で読むことができます。
そしてここに、プロ作家ではない私達が参加できるのが、KDP・・・(キンドル・ダイレクト・パブリッシング)で、電子書籍を販売できるサービスなのです。
理由① 電子書籍出版はやっている人が圧倒的に少なくチャンス
私がこれまでに出した本は
①会食恐怖症を克服した僕が取り組んできたこと
②独身でマイホーム購入して人生変わりました
③介護リーダーの『裏』教科書
④『社畜のトリセツ』〜自分ファーストの生き方を目指す闘い〜
です。
①と②に関してはニッチすぎるジャンルではありますが、それだけに、この分野で電子書籍を出している人はいませんでした。なので、少なからずとも、他に本がないのなら読んでくれる人は確実にいます。
③に関しては、私の専門分野であった介護の本ですが、そもそも『介護リーダー向けの本』がほとんどなかったことと、(私も現役時代に読みたかった)あったとしても、価格が高く、まして無料で読める本などありませんでした。
(無料本に関しては後に解説します)
全国の介護施設の管理職と考えると、おそらく数千人・・・数万人単位で存在します。その中の限られた人がブログやTwitter、YouTubeなどで発信していますが、『介護』の情報発信じたいがあまりニーズがないジャンルので、その人達もほとんど伸びていません。
しかし同じジャンルを電子書籍で検索すると、ほとんどいませんでした。Amazonで、『介護』『リーダー』『ユニットケア』などとありふれた単語を検索するだけで、私の本が上位に出てきます。
ニーズが少ない分野であり、さらにGoogleやYouTubeのSEOでは難しかったことも、Kindleというジャンルでならまだ攻略しやすいのです。
理由② 価格設定が自分でできる事で、紙の本と差をつけられる
Kindle電子書籍出版では価格が自分で設定できます。
私はだいたい298円か398円にしていますが、本の価値とあわせて、『価格設定』は非常にシビアなところです。あまり安すぎても、『価値がなさそうな本』に見えてしまい、売れづらいということもありますね。
実際に介護リーダーの本を298円 → 398円に値上げしたところ、逆に売上が増加したということもあります。
そう・・・価格はいつでも変更することができるのです。紙の本だったらありえないですよね…。これが電子書籍の良いところです。
私は自分の本の価格を上げたり下げたりする中で、売れる価格帯はこれくらいなのかな・・・という感じをやっと掴みつつあります。
売れている本はニーズがあるということなので、少しずつ値上げして様子を見ても良いかもしれませんね。
介護リーダーの本を出した時では、だいたいどこかの大学教授が書いた紙の本がライバルになります。実際に私が過去に購入した本でもありますね。
しかしそうした本はだいたい、1500円〜2500円しました。低月給の介護職からすると、購入をためらうレベルです。
その点、私の決めた398円という設定は、『安い』という点で購入されやすく、そういった本に差をつけることができます。
さらにその印税率を、最大で70%にすることができます。
(次項で解説します)
理由③ Kindle Unlimitedで無料で読まれただけで収入を得られる
Kindle出版による収入は、本を販売すること以外にも方法があります。
AmazonのKindleサービスは、月額980円で対象の電子書籍を読み放題になる『Kindle Unlimited(キンドル・アンリミテッド)』というサービスを展開しています。
私自身もキンアミに入っており、月に2,3冊は読むので、まぁ、月額利用料の元はとれているのかなと思いますが。
そして、出版した電子書籍は、実際に販売できなくても、この無料購読をされただけで収入が入るしくみになっているのです!
実際には、読まれたページ ✕ 0.5円くらいなので、1冊のページ数が多ければ多いほど、無料購読されるメリットも大きいです。
Kindle Unlimited加入者も、年々増加しています。
<参照>
インプレス総合研究所によるKindle Unlimited登録者数の推移
<参照記事>
【漫画もあるよ】Kindle Unlimited に登録するメリット【半年使っての感想】
一つ注意があります。
無料購読で収入を得るには、出版した本をKDPセレクトに登録しなければなりません。
登録にはお金も一切かからず、するかしないかの選択になります。
KDPセレクトに登録した本は、Kindle Unlimited利用読者に無料購読されても収入が得られるようになります。
理由④ 印税率が70%ももらえる
KDPセレクトに登録するメリットはそれだけではありません。売った本の印税率が30% → 70%になります。プロの作家でもこんな印税はもらえないからかないオトク感があります。
noteの有料記事や、ブログのアフィリエイトでも、こんなにもらえないですから、自分の商品としては最適です!
しかも本を出版する費用はゼロです。
時間的なコスト、表紙の作成依頼などを加味すると、正確にはゼロではありません。
ただ、表紙などは自分でもカンタンに作成できるし、趣味の延長線上ととらえれば、限りなくゼロに近いです。
電子書籍もセールスが必要
しかし、いくら競合相手の少ない電子書籍だからといって、カンタンに売れるわけではありません。きちんとセールスして、認知してもらうことが大切です。
noteを併用してのセールス
私の場合、介護職員に関しての情報だけを発信しているnoteをずっとやっているので、そこで宣伝し続けました。
1冊の本を販売してもらうために、一度や二度だけでは効果がありません。毎回、記事にリンクを貼ったりしていました。
noteの良いところは、ユーザーがTwitterよりも文章による情報を求めている人が多いという点にあります。
さらに私は、noteで相互フォローというものを一切しないので、ずっとフォローしてくれるフォロワーの方は少なからず、私の記事に価値を感じてくれているということがわかります。
(私は基本的にTwitterやインスタでもフォロー返しは一切しません。自分が好きな人をフォローして、その人がフォローを返してくれて結果的に相互になっている場合は除きます)
noteは別にフォローをしなくても、何ならユーザー登録すらしなくても、見たい記事は基本的に見れます。そして、何よりも個人ブログに比べて圧倒的にGoogle検索のSEOが強い特徴があるのです。
私は相互フォローなしでフォロワーが40人くらいしかいませんが、良い記事では1ヶ月に1000人くらいが記事を見てくれます。
私の場合、『介護リーダーの『裏』教科書』も、『「社畜のトリセツ」〜自分ファーストの生き方を目指す闘い〜』という2冊の本は、どちらも介護関係の本でしたから、noteによる宣伝は効果的でした。
Amazon公式の無料キャンペーンを使う
Kindle出版した電子書籍は、1冊の本につき最大5日間、無料キャンペーンを実施することができます。
「せっかく値段がつくものを無料で・・・?」
と思うかもしれませんが、これはマーケティングをする上で大切な販売促進です。
このキャンペーンをすることにより、Kindle Unlimitedに加入していない方でも無料でダウンロードすることができます。販売しても0円にしかならないものの、読まれたページ数はきちんと収入になります。
私は発売した直後は『記念キャンペーン』として、多くの人に読んでもらえるよう、この無料キャンペーンを行っています。
6/24に出版したマンガに関しては、2日間で40人くらいがダウンロードしてくれました。
先にお話したnoteと掛け合わせると、セールス効果が実感できます。
さあ、電子書籍を作ろう!
電子書籍を作るのにオススメの本と動画があります。
私はこの2つだけで、電子書籍を作成し、出版するまでに至りました。毎回、出版のたびに確認するのにも役立ちます。
ここでご紹介します。
1つ目は海河童さんの著作『サルでもできるKindle出版』です。
海河童さん自身、小説や趣味のダイビングの本などを多数電子出版されている実績があります。
この本はKindle電子出版のマニュアルのようなものなので、これ1冊あれば基本的な疑問はすべて解決できます。
2つ目はブロガーの清水AirさんによるYouTube動画です。
こちらは少し古い動画ではありますが、今でも基本的な手順は変わっていないため、問題ありません。
海河童さんの本と併用してご覧になると、わかりやすいですよ!