食欲がないし、胃腸の調子も良くないけど、ご飯食べなきゃいけない
食べれないから太ることができない。ツラい。
はたして自分はちゃんと栄養のバランス保てているだろうか?
上記のような悩みや疑問に対して本記事では、
・食べたくない時に食べなくて良い
・東洋医学的な観点では、そんなに多くの品目を摂る必要はない
というような説を主張します。
私(アルゴ)は
・痩せ気味(基本的に太れない)
・少食(自分ではそう思わないが、他人から言われる)
・胃に負担をかけないために一日二食生活を継続中
・肉はほぼ食べない(他人と外食する時にたまに食べる)
というような体質、習慣です。
そして
・十数年、介護福祉士として、多くの人の健康と趣向・病気・食生活の関係を観察、勉強
・複数の漢方医に食事や生活の指導を受ける
・十年ほど、マクロビオティックについて勉強と自分のカラダで実践
上記のような事をひそひそと行ってまいりました。
<参考・関連記事>↓↓↓ 過去の記事もご参照ください
【食生活】ベジタリアンやマクロビアンは生きやすい時代【マクロビオティック】
【不安に負けない食生活】1ヶ月間、朝夕の食事をご飯と味噌汁にした結果
【不安に負けない食生活】1ヶ月間、夕食を食事を玄米と味噌汁だけにしてみた結果
【生活習慣を見直す】2ヶ月間、朝食を食べない生活をした結果【メリット】
繰り返しになりますが本記事では、一言でいうと
『無理して食べなくても大丈夫』ということを主張します。
もくじ
食欲がないなら無理して食べるのやめましょう
「朝はお腹が空かない。でも、仕事へ行く前に何か胃に入れておかないと!」
こんなふうに思って、無理やりご飯を食べていることってありませんか?
安心してください。
結論から言うと
「食欲がなければ食べなくてOK」です。
むしろカラダが求めていないのに、無理に食べないでください。
理由① 食事をほとんど食べないでも元気な100歳以上の高齢者がいる
私は長年、高齢介護の仕事をしてきて、元気なお年寄り、若くても病気だらけのお年寄りなど様々な方を見てきました。
世間的に長生き・・・かつ、元気で自立している人は、「なんでも好き嫌いなく食べる」というイメージありますよね?
では、なんでも好き嫌いなく食べていけば健康になれるのかといわれると、そうではありません。
そういうイメージが先行するのは、ただ単純に、元気で長生きして好き嫌いがない人がテレビで報道されたりして目立っているからです。
現に
・朝食を食べない(昔から食べる習慣がまったくない)
・食欲がない時には食べない
・自分の嫌いなものは口にしない(残す)
こんなお年寄りもいますが、自由きままにやっている明治生まれのお年寄りだっています。
(*´∀`*)
私自身も朝は昼と一緒で、本当に少量。夜だけ人並みにに食べるという生活をしていますが、すこぶる健康です。
無理に栄養をつけようとして、いろいろ食べたり、栄養ドリンクやサプリメントをとりまくったりしていた頃よりも、遥かに!
東洋医学、マクロビオティックなどに通じる考え方ですが、そもそも好みや体質にあった食べ物というのは人それぞれ違います。
私自身も肉を口にする機会は1年に2,3回あるかどうか・・・というレベル。
一例をあげると、南国でできるバナナなど日本で育たないものは、基本的に日本人のカラダに合わないとも言われます。(好きで美味しければ食べてもおおいに結構です)
理由② 食べたくない時は胃が休みたがっている
そもそも食欲がなぜ沸かないのか・・・?
それはカラダが食事を求めていないからです。必要としていないんです。
そんなときに無理に食事を詰め込むと、胃腸に負担がかかります。
胃が休みたいと感じているときは、休ませてあげるべきなんですよ。
食べたくない時に無理に食べずに、そのまま時間が経てば、そのうちにお腹が空いてきますから。
お腹が空くということは、カラダが食事を求めているということ。そうなったら食べれば良いのです。
そもそも人間が 朝 昼 夜 と一日三食も食べるということは、大昔から行われてきたことでもありません。
日本でいうと、江戸時代くらいからこの習慣になったそうです。
人類の歴史が300万年くらいと言われてますから、一日三食食べるなんてつい最近のことなんですね〜。
世界でいえば、いまだに一日三食も食べない習慣の国だってたくさんあります。
だから、誰かの決めたここ最近の習慣に無理やりしたがう必要ないですよ。
従うべき相手は、あなたのカラダと気持ちです。
人間は余分なものを摂りすぎている(漢方医の視点から)
冒頭にお話しましたとおり、長年、漢方の先生に食事や生活習慣について指導を受けていました。
その中で、先生のひとつのアドバイスがありました。
それは、食事をごくシンプルにしたほうが良いとのこと。
量よりも内容の話ですね。
ご飯と味噌汁を中心としたシンプルな食生活
その先生いわく、食事は『旅館の朝定食』のようなモノを意識すると良いそうです。
・白いごはん
・酵素が含まれる発酵食品(味噌汁、漬物、納豆)
・卵、魚(たんぱく質)
・海苔
こんな程度で良いそうです。
私が最初にこれを聴いた時、
「それだけじゃ飽きるし、栄養も足りないでしょ!!」
と思いました。
しかしいざ実践してみると、体調はすこぶる良くなり、精神的にも安定してきました。
逆に仕事が忙しくなりすぎて、自炊できずコンビニ弁当やジャンクフード中心になってしまうと、あっという間に体調が崩れます。そして栄養ドリンクなどに頼って胃腸も弱ってしまうという悪循環。
ここ数ヶ月はふたたび、シンプルな食生活を実践していますが、すこぶる健康です。
マクロビオティックの観点からも、日本人の食生活に合っているものです。
ただ前項でお話したとおり、人間のカラダ、遺伝的要因はバラバラですので、
「魚や卵も口にあわないので、ご飯と味噌汁だけでもいい・・・」
という方はそれで良いのです。
ようは、無駄なモノをとりすぎず、かつ、苦手なモノを無理に食べない・・・という、あなたのカラダファーストの生活をしていれば、カラダは喜んでいくもんです。
シンプルな食生活はルーティン化すると最強
シンプルな食生活が良いといっても、大好きなジャンクフードをいきなりやめて、お坊さんみたいな食生活をはじめるって難しいように思いますよね。
私自身の経験ですが、毎日これを続けると、『苦』ではなく、『当たり前』・・・つまりルーティンになっていきます。
たとえば逆に、
「一週間のうちの半分はご飯と味噌汁など健康なものを食べよう」
などと意識すると、一週間のうち半分は、『欲望に打ち勝たなくてはいけない日』ができてしまいます。
そうなると、その日は苦痛であり、けっきょく長続きしません。
私は何事も三日坊主ですが、ジョギング等続けられるものは二十年以上継続しています。続けるには、ルーティン化することが大切なのです。
そして完全にシンプルな食生活をルーティン化すると、ジャンクフードなどは逆に食べたくなくなってきます。
逆に食べたくなるんじゃないか・・・と最初は思いましたが、不思議なものです。
しばらく食べないで、カラダが不必要と判断しないものは、求めないようにできているのかもしれませんね。