おはようございます。
毎朝5時台に起きて、ブログ書く・・・なんとか達成できています。
昼間ストレスがまったくない為か、疲れていないので夜も眠れなかったりするんですよね。そのうえ、朝無理やり起きているから、けっこうつらい。
良いのか、悪いのか・・・。
今日は、十数年間、介護の仕事をして良かった事、大変だった事をお話します。
今まで介護の話はnote(https://note.com/algo2020)で力を入れてきました。しかし今日はメインブログで、ポジティブ・ネガティブ両面から介護について見つめ直してみました。
私は介護の仕事といっても、施設介護、デイサービス、訪問、相談業務、ケアマネジャーなど様々なものを経験してきました。
しかし現場の仕事が8割以上です。なので、現場介護職として、個人の主観でお話します。ご興味がある方はご覧ください。
もくじ
介護職をやっていて良かったこと ベスト3
3位 特養なら給料は安定
直近は、特別養護老人ホームに勤務していましたが、給料は安定しています。
これは社会福祉法人が『介護保険』という、国からの補助を受けて経営しているからです。
コロナ渦でもクビにされる職員などおらず、むしろ常に人手を募集している状態ではあります。
いっぽう、民間の有料老人ホームはまた違います。介護保険からの収入がないためご利用料金が高く、お客様の奪い合いになっている状態です。
最悪、数年でつぶれてしまうところもあります。
また、社会福祉法人であっても、デイサービスなどお客様を確保できるかで、経営が危うくなってしまう形態もあります。
その点、特別養護老人ホームは安定性においては抜群ですね。
2位 ノルマがない
正確にいえば、まったくないわけではないのです。しかし一般介護職は、最低これだけは売上をする・・・といったようなノルマがありません。
与えられた仕事を淡々とこなすのが9割です。
しかし逆に管理職ともなってくると、監査の準備など、期限付きの仕事が定期的に発生し、結構激務です。
ただそれでも一般の営業職のように、自分で売上をとってこないと最悪クビになる・・・ということはないです。
介護現場では、障害をもった人たちも一緒に働いてましたし、退職をした今でも私の大切な友人です。
そうした人たちにとっても、ノルマよりも『個人個人ができること』にスポットを当てて働くことができていました。
1位 看取り介護の経験
人が生まれてから死ぬまで、現在だと80年〜100年くらいではあります。
たぶん、私やこの記事をご覧になっている皆さんも、そこまで年をとっていないはず。
それでも、生まれてから現在までを振り返った時、「今まで長かったなぁ」と感じますよね。
私は現在、40歳手前で、お年寄りはその倍以上生きていることになります。
その長い人生の、最後の瞬間に携わることができるというのは、本当に幸せだなぁと感じました。
病院で管を繋がれて、延命治療をされることが、良いか悪いかを判断はできません。価値観は人それぞれですし、人が長く生きる理由って様々ですから、延命がダメということを否定はしません。
ですが、苦しむ様子なく、眠るように息をひきとる方は本当に幸せだと思うし、ご家族も喜ばれていました。
こうした場に立ち会うことは、本当に尊い、素晴らしいことです。この仕事をしてきたことに誇りを感じます。
今後も介護業界で生きていきたいと思います。
介護職をやっていて大変だったこと ベスト3
3位 成果に関係なく、給料は上がらない
良いところの項目で、給料は安定していると書きました。
しかし反面、どんなに頑張っても給料が上がっていくことはほとんどありません。
淡々と与えられた業務をこなしている人なら、気にしないかもしれません。しかし、もっと頑張りたいと熱意をもっている人が、契約更新をしてガッカリしてしまいます。
給料が上がるとすれば、転職や昇格しかないです。状況が変化せずに、給料に変化が起きることは、この業界ではほぼ無いといって良いでしょう。
2位 愚痴や不満がやたら多い
私は他業種から転職した経験をもち、その後複数の介護施設で働いてきました。そして他職種(医師、看護師、栄養士、機能訓練士、ケアマネジャー)などと一緒にずっと働いてきました。
その経験からわかった事ですが、介護の現場は愚痴や不満が他の業種と比べて多すぎます。
パソコンができないから、事故報告書ができないとか・・・自分がイヤだと思う仕事に手をつけず、放置してしまう職員もいます。
そしてそういう風習って、他の職員にも伝染するんですよね。
1位 不規則な勤務と人手不足でブラックな労働環境
施設介護では、早番、遅番、夜勤というように、勤務時間はバラバラです。24時間、人がいなくてはいけないから当たり前で、それは病院も同じです。
ただ、欠勤が出たときの対応が、大きな病院に比べて非常に困難だと感じました。
介護施設は大きな病院にくらべて、職員の絶対数が少ないのです。ユニット型特養でいえば、国から決められた人員配置が、1ユニット5人・・・協力ユニットで10人です。その人数でシフトをローテーションしなければなりません。
そして、おそらく今述べたような人員配置は確保できない施設がほとんどです。幸い私の施設は職員は不足はしていませんが、急な欠勤が出ると、現場は火の車になってしまいます。
ただでさえ不規則な勤務が続いているのに、急な欠勤や退勤がちらほらとあるため、穴埋めで現場の職員が疲弊してしまいます。
私自身はこうした無理がたたって身体を壊してしまい、退職にいたりました。
いくらやりがいのある仕事でも、自分の身を犠牲にしてでもやろうという気持ちまでは持てません。
意外にもイヤではない部分
この仕事をしていると、「汚いものを扱うのがつらいんじゃないか」と周りの人から言われることがあります。
たしかに最初は抵抗感がありましたが、十数年経過した今では、何の抵抗もありません。
そして、同僚からも部下からも、それが嫌だという話は聴いたことがありません。
介護業界ではあるある話ですが、う●この話をしながら、カレーを食べれるくらいです(笑
むしろ私は、汚物と接しているこの仕事よりも、日常生活で電車の手すりとかに触るほうが抵抗があります。
なんか、感覚がおかしくなっちゃってるんですね。