【スローライフ】失業しても、日本では餓死にすることありません【社会保障】

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スローライフ日記です。

退職してから、市役所とハローワークで諸手続きをする機会がありました。

ほんとうは再就職などせず、起業の準備をしているところです。しかし、直近ではパートなどで働くことも考え、ハローワークで職探しをします。

久々にハロワや市役所に行って、自分が受ける給付以外にも、いろいろ勉強し直しました。そして、あらためて日本の社会保障は充実しているなと思いました。

コロナ渦で仕事を失い、大変な方もいらっしゃるとは思いますが、「最悪、死ぬことはない」というのが、日本の社会保障制度です。

日本の社会制度は充実しているから、会社辞めても大丈夫

退職届 認めてもらえない 突き返される

病気で退職した場合は失業保険がすぐもらえる場合もある

 

失業保険(雇用保険の給付)は通常、ハロワで手続きしてから3ヶ月くらいはもらえません。

しかし体調不良や解雇など、特定の理由で退職せざるをえなかった場合、すぐに受給をすることができる場合があります。体調不良などの場合、退職日までに病院で医師の診断書をもらっている必要があります。

(特定受給資格者や特定理由離職者に該当するもの)

私自身も体調不良が退職の理由です。辞める前に診断書ももらっていたのですが、ギリギリまで退職を認めてもらえない状態でした。

職場ともいろいろモメてしまい、結果、自己都合とされてしまいました。

ハロワの人いわく、会社に抗議することもできるとのことでしたが、傷病手当金がどうやらとか、いろいろややこくてメンドーなので、やめました(笑)。それに、なるべく円満に辞めたかったもので。

それでも、ハローワークに月2回くらい通って失業の認定を受けていれば、7月くらいから給料の70%くらいをもらうことができます。

退職金もあるし、それだけ貰えれば十分です。

非自発的失業者は国民健康保険支払い額が軽減

 

失業して無職の際も病院に行くことがあると思います。ですが、会社を辞めてしまい健康保険から脱退してしまったため、市役所で国民健康保険に加入する必要があります。

基本的には手続きをしたその日から加入し、使用できます。

ただ、この額が高いんですよね。市町村によって計算方法は異なりますが、前年の所得に応じて算出されることになります。今までバリバリ働いていた方は、だいたい2倍くらい払う場合もあります。

サラリーマンの健康保険の場合は、会社が半分負担してくれていましたが、国民健康保険の場合はそうもいきません。無収入のうえに、国民健康保険の支払いはキツいと思います。

 

ところが、体調不良や倒産・解雇・雇い止めなど、自己都合に当てはまらない場合は、支払い額が軽減されます。これは非常に良い制度ですよね。

これも条件が、市町村によって微妙に異なるみたいですが、とにかく自己都合とされなければ、おそらく軽減してくれるものと考えます。

非自発的失業者は、国民年金は免除

 

国民健康保険だけでなく、国民年金の支払いもキツいと思われます。

しかし、これに関しても、解雇や体調不良などの理由であれば、支払いが免除されます。減額ではなく免除!

支払いが免除されていても、その期間は加入していることになります。本来、国民年金は最低10年間支払い続けないと、高齢になってから受給ができないというものなので、とてもありがたいですね。

自己都合の場合でも支払い困難の人は市役所に相談

 

国民健康保険を減額しても支払いがキツい方や、自己都合退社とされてしまった人でも、市役所の納税課や収納課などに相談すればまだ支払い猶予などを受けられる可能性もあります。

どこの市町村であっても、払うのがキツい場合はとにかく相談してみれば、そのままにされることはありません。

貯金があったとしても、申請だけはしてみましょう。私もしていますヨ。



 

最悪のケースをを考えても、餓死することはない

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多くの方は、会社を辞めるということに不安がおありかと思います。

私はこうした社会保証に関して、辞める前からさんざん調べていたりしたので、会社にしがみつく気持ちはサラサラありませんでした。

というか、過労で倒れる寸前だったので、お金のことよりも命が大切でしたけどね。

働けなくなった時のことを想定しておく

 

しかし日本では餓死することなんてありませんし、おそらく皆さんの身の回りでも、餓死した方はいないのではないでしょうか?

日本には生活保護という、国民の最低限の生活を保証する制度があり、「働く場所がない」と、本当にお金に困ったらそういう社会保障を頼ればよいのです。

私もどうにもならなくなったら、家を売って、生活保護受給すればいいんだと思っています。

私は職業柄、多くの生活保護受給者を見てきました。実際に『働ける能力』がない人でも、受給できている人はたくさんいます。

数年後にはベーシックインカムが来ると予想

 

ベーシックインカムは、国民に均等にお金が配布される制度です。数年前から、国会でも議論に上がるようになっていますが、実装には至っていません。

ベーシックインカムは財源が問題・・・と言われています。財源を確保するには、年金や健康保険など、国の社会保証全体を見直す必要がありますし、多く年金を受け取っている方は損をすることになるかもしれません。

しかし日本はどんどん少子高齢化が進んでいます。そうなると、高齢者に支給される社会保障のほうが圧倒的に多くなり、逆にベーシックインカムをしたほうが国にとってプラスになるのではと思います。

ベーシックインカム制度が始まれば、国民がもっと平等に、自由に、健康的な生活をおくれるものと私は確信しています。