人間と機械との戦争は現実に起こりうるのか?AIの未来を真剣に考えよう。

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皆さんは、映画『ターミネーター』の世界のような、人間と機械との戦争が起こりうると思いますか?

大半の方は、「あんなのはフィクションであって、そんなことは起こらない」と思うかも。

しかし、AIがここまで進化し、仮想通貨取引をはじめとしたブロックチェーンなどの技術もどんどん進化していくことで、それが現実になるかもしれないです。

世の中が便利になり続ける一方、不安もあります。

本記事では、『人間と機械との戦争は現実に起こりうるのか?』をテーマに、真剣に考えてみることにします。

 

AIは、一部でもう人間を超えている

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ここ30年のAIの進歩

 

AI(人工知能)は、一部ではすでに人間の思考を超えています。

たとえば、将棋。これはもう、3,4年前に、AIに人間が勝てなくなっています。プロ棋士でも名人の位にある人が、『Ponanza』という将棋ソフトに負けています。

私はいまだに30年以上前のファミコンの将棋や麻雀ソフトにすら勝てない気がしますが…。

 

私が最初にAIという言葉を知ったのは、ドラゴンクエスト4の『さくせんコマンド』でした。それまでは、プレイヤーがボタンですべてキャラクターの行動を指示していたのに、自分で考えてやってくれるようになったのです。

(厳密にいうと、敵モンスターに関しては、最初からAIだったかもしれませんが)

しかし、この仲間AI、当時はめちゃくちゃバカでした。あきらかにラスボスに対して効果がないと思われる呪文を連発したり、逆に人間がやったほうがいいよって思うくらい。

でもそこから進歩が早かったですね。今では、3DのRPGゲームでも、フィールドを自由に動いて戦ってくれます。

高校、大学と、『RPGツクール』という、RPGを作るソフトを遊んでいたのですが、その段階ではすでに、プログラミングでAIの行動パターンも指示できるようになっていました。

 

近年のAIの進化

 

2021年現在では、Siri(シリ)やAlexa(アレクサ)など様々なAIが、人間の生活の中にとけこんでいます。

そして、このAIは、日ごとにどんどん進化していきます。人間が訪ねた質問、話しかけた言葉に対し反応、返答するパターンが増えていくのです。

同じ言葉かけをしても、冗談で返してきたり、話しかけた時間によって、「おつかれじゃありませんか?」とこっちを気遣ってくれることまであります。

こうしたAIが進化する特徴として、

・ビッグデータの収集
・ディープラーニング

の2つがあります。

 

科学的介護とビッグデータ

 

前者のビッグデータは、その名の通り、たくさんのデータの収集です。まさにインターネットがそうですね。

私の本業であった介護の世界は、IT化が20年くらい遅れている気がするのですが、ここにきて、このビッグデータを活かそうという動きがあります。

今後はご利用者の年齢、病気、ケアなどのデータをこまかくデータに打ち込み、厚生労働省にデジタルデータを提供します。

そして、日本中から集められたデータをもとに、そのケアに意味あるのかないのか・・・という科学的根拠を示すことになりました。(通称・科学的介護推進体制加算 LIFE)

多くの統計的データが全ての正解を示すとは限りませんが、答えのわからない現場での迷いを晴らしてくれる糸口になると私は期待しています。

人間の脳みそでは、昨日の晩ごはんすら忘れるくらいですから、データの収集・蓄積・記憶という意味では、すでに人間は機械に劣っているのです。

 

勝手に学習するディープラーニング

 

収集したビッグデータの中から、どのデータとどのデータに関連性があるのか・・・?今までは、それを人間が教えてあげないと駄目でした。

たとえば、これは『食べ物の画像』で、あっちは『動物の画像』と、いうような感じです。

でも今は、その識別すらも機械が行っています。たとえば、皆さんのスマホに入っている写真データ。勝手に、カテゴリが分けられていませんか?

まぁ、この識別のレベルがまだまだ未熟で、介護でお年寄りの足の指の写真をとったところ、『赤ちゃん』という部類に識別されました(笑

ただ、それが間違いであるということすら、ディープラーニングで勝手に学習していきます。

コンピューターは勝手に自己学習で、どんどん賢くなっていくんですね。

AIが今後、爆発的に進歩していき、人間がやることがなくなる・・・と言われているのは、このディープラーニングによるものが大きいと私は考えます。

人間と機械との戦争は現実に起こりうるのか?

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シンギュラリティ(技術的特異点)

 

映画『ターミネーター』の世界では、1999年にスカイネットという人工知能が暴走し、核を発射して世界が崩壊してしまいます。

そして、その後数十年にわたって、人間と機械との戦争がはじまるのです。

 

現実の世界でも、シンギュラリティ(技術的特異点)といって、2045年には、人間の想像力が及ばないレベルまで人工知能が進歩すると論じられています。(レイ・カールワイツ博士をはじめとする学者)

想像力が及ばない・・・というのは、文字通り、きっと人間の頭では考えられないことなのでしょう。

とはいっても、それではつまらないので、ここでAIが人間を超えるレベルまで成長するとどういう事が起こりうるのか、一緒に考えてみませんか?

 

まず、ターミネーターの世界のように、機械が暴走するということもありえるわけですね。

機械で何でもできる世界では、人間が不要になってくる。そうすると、機械は、様々なビッグデータやディープラーニングから、不要なものを学習する。

すると、不要な人間を排除するという目的を持つ。排除するためにはどうすればいいか・・・ということを考えると、それもやっぱり過去のビッグデータやディープラーニングから学んでくる。

そして次に機械が起こす行動は・・・??




考え方をアップデートしていかなければならない

機械化 人造人間 AI テセウスの船

人間の機械化が始まっている

 

ちと話は変わりますが、人間の機械化も始まっています。障害者の義手や義足は、私が子供のころだった30年前からは想像もできないほど進化しました。

今は障害・福祉分野に役立てられていますが、人工臓器や人口脳なども研究が進められています。私自身もそういった分野に投資しています。

先程のシンギュラリティの研究においては、人工知能の進化だけではなく、人間も不老不死になるという議論もあります。

 

そこまでいくと、人間って一体何なんだろうとすら思います。

将来、カラダの80%くらいが機械化された人間は、果たして人間なのでしょうか?それとも、人間の部分が20%残っている機械なのでしょうか?

私達の考えをアップデートしないとついていけなくなります

 

この記事でお話した内容は、SFっぽく聴こえるとは思いますが、割と私は本気です。

というか、シンギュラリティ等、専門家がそういった研究があるわけですから、間違いなく、人工知能や人間の機械化は成長していくでしょう。

よく私は友人に仮想通貨の話をするのですが、「仮想通貨なんて詐欺だよ。危ない。辞めたほうがいいよ」と一蹴され、笑われます。このブログでも、仮想通貨の記事、全然読まれてないですね(笑

2020年〜2021年は仮想通貨投資はバブルなのですが、まだまだそれは一部の人だけが行う、危ないものという認識があります。

でも未来のものを危ないと言ってしまう、その考えこそが危ないと私は思います。

インターネットだって、できたての頃は「怪しい」と言われていました。

ウインドウズ95が発売されたその日に、私の父がパソコンを家に買ってきたのですが、その後2,3年は、インターネットはオタクのするもの、情報が抜き取られるとか、やっている奴を卑下されたものです。

でも今は、国民一人ひとりがスマホでネットにつながっている時代です。ネットをしている人を誰が笑うでしょうか?ガラケーがバカにされる時代です。

仮想通貨だって、やがて国民一人ひとりが必ず持つことになると思ってます。

 

仮想通貨にかぎらず、未来のものに投資をしておく・・・ということは、稼げるチャンスでもあります。

今私が仮想通貨の他に投資している分野は、『自動運転』『VR』『AR』『宇宙開発』『ゲノム』などです。

 

ターミネーターの世界のようなことは、起こるはずがない・・・と決めつけるのではなく、これから変わっていく未来に対して自分たちが進化していかないと、そのスピードに取り残されることになりそうです。